賽の河原で虚無を積む

社会不適合者の戯言です

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 10巻

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 いきなり10巻の感想から書くのはどうかという意見や、単行本の発売から1月経っているのではという意見もありますが、このブログの方針としてブログ開始時点から見たものの感想を書くというスタンスでやっており、筆が乗った時に書くことにしているので仕方がないですね。小学館漫画大賞を受賞したそうなので、興味のある方はぜひ1巻から読むことをお勧めします。

 人類滅亡までのカウントダウンも何時間という単位まで来て、ついに物語が終末に向けて大きく転がってきたなという印象を受けました。作者の浅野先生曰くこの作品は2015年頃の世界を描いているため現実世界とのリンクは意識していないとのことだったのですが作中で出てくる、まるで現東京都知事のような面構えをした都知事がヘルメットの着用と外出自粛を促すシーンは思わずゾクっとしました。アメリカ大統領はトランプみたいな顔してましたが、刃牙じゃあるまいし流石にこのままですかね。

 果たしてここからの物語がどうなるのかはわかりませんが、もうすぐ完結することは間違いなさそうなので楽しみに待ちたいと思います。

FGO いざ鎌倉にさよならを

 もう次のイベントが始まってますが短めに感想をば。平安京で出てきた牛若オルタこと平景清を掘り下げる物語でした。景清自体は平安京で出た時に源平討魔伝かよと思ってひとしきり爆笑したものですが、今回の話はそこまで琴線には触れませんでした。まあサーヴァント1騎にここまでの物語が用意されるのはなかなか豪華ですね。個人的には平安京での金時との会話が好きだったのでそれには勝らないかなという感想でした。

 景清と牛若丸が一体化したのは景清が義経に対して同情していたというかなんというかそんな感じの理由でしたが、まあ理由もなくつなぎ合わされたゴッホちゃんよりはマシでしょう。召喚できなかったので細かいことは知りません。召喚できなかったので。

 配布鯖の天狗師匠は前々から存在だけは出てきていましたがついに満を辞して登場。フェルグスとカエサルがテンション上がる妙齢の美女ってことみたいですね。また主人公の師匠が増えていよいよ人外の域に達しそうですね。キャラ的にはまあまあ、ですかね。嫌いでもないし好みというわけでもない。景清の方が好みだったんですけどね。

 また、性能としては鬼一師匠がスカスカシステム対応のアサシンということで久しぶりに配布鯖を気合い入れて育てました。イベントの最高難易度ステージでも活躍してくれましたしまあぼちぼちかなと。

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 高難易度は時間もなかったので令呪使ってゴリ押ししました。南無三。

 

ゴジラ(1954)

 キングオブモンスターズで初代オマージュが多かったのと見たことがないと気づいたので見てみました。

 まずは作品の感想から。モノクロ映画ではあるものの古臭さを感じさせない作品でした。ただのパニック映画で終わらず、ゴジラを生物として見る動きもあるなどシリーズの基礎はしっかりと詰まっていました。まだcgなどない時代の作品ですからミニチュアと着ぐるみの操演での撮影になるわけで、空撮などはほぼなく逆に足元からゴジラを描くシーンが多いのが印象的でした。東京の街並みもまだ高さが低いことから人々一人一人がゴジラと同じシーンに写っていても違和感がなくみられました。これは現在ではなかなか見られないシーンですね。(実際ファイナルウォーズでは人々と絡むのはミニラであったように記憶しています)有名なゴジラテレビ塔に迫るシーンも今だとゴジラのサイズになかなか合わせられないですし。また、音楽やセリフがなく静かなシーンが多いのも印象的でした。

 昭和ゴジラ1作目ということで比較するなら平成ゴジラ1作目またはシン・ゴジラとの比較になるんだと思いますが、平成ゴジラはまだ見ていないのでシン・ゴジラとの比較を。シン・ゴジラは現代の日本の世相をうまく反映させた作品であり、多くの人々の動きなども描かれていましたがこちらは基本的に数名の登場人物が中心となって物語が展開するのが対照的でした。最後も日本全体が一丸となってゴジラという災害を止めるのではなくゴジラに立ち向かうのはあくまで主人公と芹沢博士のみで他の人々は見守るのみでした。どちらも面白いのは事実ですが、果たして未来の人が見た時にどう思うのでしょうか。

 とりあえず1作目を鑑賞したので、平成ゴジラゴジラの逆襲なんかも見てみたいですね。

FGO 栄光のサンタクロース・ロード

 まーた大分前が空いてしまいました。今更感半端ないですがとりあえず。今年(去年)はやっと男がサンタクロースになりましたね。別に男がサンタでも女がサンタでもいいんですけどずっと女鯖ばかりだったので少し意外でした。まあそもそも男鯖少ないし当たり前なんですが。インドの鯖にサンタやらせるのか!みたいな話は話題に上がってましたね。拳士だからセイバーってのはギャグな気もしますがまあfgoに今更そんなこと言っても無駄でしょう。

 ヴリトラは悪だけども超えられるべきハードルであって必ずしも純粋な悪ではないというのは面白い解釈だなって感じでした。キャラ的にも見た目も大して好みではなかったのでスルーしましたが。

 既存キャラとしてはカルデアでのジュナオの姿が描かれて良かったのと、ゲオルギアス先生が写真家として生き生きしていて非常に微笑ましかったです。日替わりドラゴンスレイヤーシステムも増えすぎたドラゴンスレイヤーの処理にはちょうど良かったですね。

 とまあひと月も経つと記憶も薄れていきますがこんな感じでしょう。福袋も爆死しましたし、村正は引けませんでした怒💢f:id:just_neet:20210124022049j:image

 ま、とりあえずは天狗のイベントを進めます。

ゴジラ キングオブモンスターズ(2019)

 Netflixで配信が始まっていたので見てみました。過去作はゴジラもコングも視聴済みです。モンスターバースの3作品目と言うことでギャレゴジの直接の続編になります。ギャレゴジは普通に面白かったのと、父親が面白かったと言っていたので期待値60%くらいでみました。

 話の大筋としてはゴジラvsギドラと人間とゴジラの共生をゴジラによって息子を失った家族を通して描く、と言った感じです。ネットの評価を見ると家族関係とかどうでもいいから怪獣にもっと戦わせろ!みたいな意見があったみたいですが、別に話の流れを歪ませてまで人間が幅を利かせているわけでもなく、そもそもゴジラと人間の共生を描いている時点で半分は人間の話になるのはさもありなんという印象でした。

 目覚めたギドラに対してゴジラは戦いを挑むものの軍部が強行利用したオキシジェンデストロイヤーの影響でゴジラは大ダメージを受け、それをギドラはものともしないという場面があるんですが、キングギドラが元々金星の文明を滅ぼしてからやってきた外宇宙の存在という設定を引き継いでいることはいいなと思いつつも、オキシジェンデストロイヤーがそもそも兵器利用されないようにと初代ゴジラにおいて芹沢博士が自らの命と共に秘密を守ったと言う背景があるのに平然とミサイルとして利用されているところに若干の悲しさを覚えました。まあ別に初代ゴジラから地続きの世界ではないから良いんですが。

 また、最終的にキングギドラゴジラは外宇宙から来訪した侵略者であるギドラVS地球の守護者であるゴジラという対比になります。その中でゴジラたち地球の怪獣は人間が破壊した地球環境を修復する方向に持っていく力があるという話があるんですが、対してギドラは街の中の送電設備から力を得るシーンがあるんですね。電気というのは人間が自然を支配下に置いて制御しているものの象徴とも言えるわけで、そこからパワーアップするというのは何とも示唆的だなと思いました。

 最後の対決はそれなりに迫力があり、双方一回負けかけてからのパワーアップで最終的に最後に切り札を切ったゴジラが勝つというある種お決まりの展開ではありましたが予定調和万歳って感じですね。最後は切断されたギドラの首だけまた悪人の手に渡ったりしていたので、次回作以降で復活してくるんでしょうか。メカギドラを久しぶりに見たい気持ちはありますね。何はともあれ来年公開らしいゴジラvsコングに期待。

FGO 地獄界曼荼羅平安京 豪雷一閃

 クリスマスも来たしネタバレを気にする時期でもないと思うので公開します。

 てっきり年末のビッグイベントでリンボくんを死ぬまで殺し続けるのかなと思ってたんですが一足早めに普通にシナリオで来ちゃいましたね。4.5章に5.5章とメインシナリオ系の連続とあって割とびっくりしました。しかも4.5と違ってガッツリメイン張っててさすリンボくんって感じ。運営的にはこれはシナリオを更新したってことなんでしょうね。6章はいつになるやら…

 肝心のシナリオの内容としてはリンボとの決着&平安組について割としっかり描写って感じでしょうか。金時の生前に関してはほぼほぼ情報がなかったのでとても面白かったのと、和鯖はいろんなイベントでパラパラと登場していたのでそれがまとまってくるのはなかなかアツい展開でした。なぎこさんと香子さんが当時の姿で出てくるのとか特に。なぎこさん当時からあの格好なのは笑いましたけど。あとは藤原道長が普通にかっこいい感じになっててびっくり。あの形で望月の歌とか歌ったらさすが関白様ってなりますわ。いずれは鯖になるのかしら…別に来なくてもいい気はしますけど。

 来る来る言われてた暗黒イケモンは手紙だけでの参加でしたね。金時が読んだのは晴明じゃないか、みたいなの見ましたがどうでもいいか。道満くんにしっかり嫌味も言うしボコボコにするしで流石最強陰陽師って感じがしました。本体の登場も楽しみな限りです。

 シナリオ通してモデル付きの新鯖は計4騎でした。リンボは散々本体のモデルを渋った割にはド直球で、性能的にも普通に強いので全体アルターエゴとしてはクソ優秀な方では?まさかのハイサーヴァントってところは笑いましたが。もしかしてラスプーチン千子村正もなんか混ざってるんでしょうか。

 渡辺綱は特に言うこともなし。p4主っぽかったですね。

 景清さんは源平討魔伝のイメージが強かったのでなるほどそう来るかって感じでした。宝具はしっかり八艘飛びしてましたね。単体クイックアヴェンジャーっぽいのでとても欲しいけどいつになるんでしょうか。まさかの新年鯖?

 最後の伊吹童子は再臨でめちゃくちゃ変わるタイプの性癖のデパートみたいですね。アルトリアの壁を超えたって言うことで話題になってましたが食指も動かないしセイバーには困っていないのでスルー。ライタの書くロリってこんな感じなんですね。

 とまあここ最近のシナリオの中では割と好みな方でした。難易度的にも伊吹童子がクソ強いくらいであとはぼちぼちな感じでしたね。まあ星5並べてリンチしてる時点でぼちぼちもクソもない気はしますが。

 とりあえずまたクリスマスのシナリオがまとまったら感想を書こうと思います。ちなみにヴリトラは完全にスルーします。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020)

 Netflixで見れるようになっていたので視聴しました。マーゴットロビーが演じるハーレイクインはこれで2作目ですね。ジョーカーと破局したハーレイが独り立ちする物語という流れでした。すごい有り体に言うと最近流行りの女性の力!って言う感じの映画です。ワンダーウーマンで味を占めたとも言えるしそもそも社会の流れとも言えそう。

 ハーレイとジョーカーが別れるっていうプロットがそもそもの漫画にあるのかを知らないんですけど、この映画が撮られた経緯自体がスーサイドスクワットでジャレットレトのジョーカーと比較してマーゴットロビーのハーレイがめちゃくちゃ人気あったことなんでしょうね。悪役とか他のキャラの何人か自体は漫画で出ているキャラだったようでした。知らなかったけど。

 物語的には特に面白みがないって言うとアレですけどハーレイが何人かの女性と紆余曲折を経て悪役をぶっ殺して独り立ちしておしまいって感じの話です。悪く言えば捻りがない、よく言えばジェットコースターな映画。個人的には冒頭の化学薬品工場を爆破するところで爆発がすごい色とりどりになってるのがある程度の現実性を持たせたうえでハーレイクインのキャラクターにも合ってるのがとても好みでした。

 続編があるのかはジェームズガンのザ・スーサイドスクワット次第ですかね。この物語を経たハーレイがどのようにスースクで活躍するかは少し楽しみかも。