賽の河原で虚無を積む

社会不適合者の戯言です

劇場版機動戦士ガンダム、哀・戦士編、めぐりあい宇宙編(1982)

 ガンダムチャンネルで1作目が無料配信されていたので見てみて、小野賢章がしつこく出てくるのがムカついたので途中からはNetflixにして結果3本ともみました。ガンダム自体はスパロボGジェネで知っていましたが、作品としてしっかり見たのは初めてでした。(UCを途中まで見た記憶はあります)わざわざ説明するまでもありませんが、宇宙世紀と呼ばれる作品の1作目で、時間軸としては一年戦争を描いた作品です。アニメシリーズを総集編化したもので、アムロガンダムに乗るところからア・バオア・クーの決戦までを6時間ちょいで見ることができます。

 話の内容自体はちらほらと知っている部分もあったのですんなりと入ってきました。ファーストガンダムはさまざまな作品でオマージュされていることもあり名言のオンパレードでしたね。イギリスで『ハムレット』を見た老婆がことわざばかりの作品だと評したという逸話がありますが、まさにこれもその通りでしたね。

 ふと考えるとロボットアニメというもの自体そこまで数を見ていないわけですが、明確に2勢力の戦争を描く作品というのは初めて見たかもしれません。ホワイトベース一行を中心として物語は描かれていますがシャアやザビ家といったジオン側の物語も描かれていました。ホワイトベースが移動を繰り返しながらアムロたち少年兵が成長していく過程はまるでロードムービーのような感覚を覚えました。最終的にアムロは半分人間やめた感じのレベルまで達していましたがこの後どうなるんでしょうか。

 また、ララァの死をシャアはこの後最後まで引きずることになるわけですが、そのくせシャアはララァのノーマルスーツを着ろっていうアドバイスも聞いてないんですよね。自業自得やんって思う部分は多分にありましたね。

 スパロボでは逆シャアまで終わった後の設定で出てくることが多いため二人とも人間的に達観していることが多いですが、まだ若い二人というのは新鮮でした。Zガンダムでもアムロとシャアは継続して登場するようなのでこの人たちがどうなっていくのかが楽しみです。