賽の河原で虚無を積む

社会不適合者の戯言です

ONE SHOT

 元は海外で作られたツクールゲーらしいですが、今回はSTEAMで販売されてるバージョンをプレイしました。日本語化もされてるし、エンディングも追加されてるし、今からやる人はこっちやればいいと思います。(ちょっとだけツクールバージョン限定の要素もあるけど、どうしてもやりたい人だけSteam版クリアしてからやればいいと思います。5分くらいで到達できる要素だし、中身的にわざわざやる要素でもないので。)

とりあえずリンクを貼っておきます。

https://store.steampowered.com/app/420530/OneShot/

 で、内容としては所々謎解きが入りつつ独自の世界観とストーリーを楽しむゲームで、プレイヤーは世界を俯瞰する神になり、ニコという猫的なキャラクターが滅びゆく世界を救うため旅をするのを導くという物語でした。

 ストーリー中ニコがこちらに話しかけてくるのでどんどんニコというキャラクターに愛着が湧いていく反面、それとは対照的に世界は滅びに瀕しているので暗い雰囲気が付き纏い、所々ホラーっぽい要素もあったりします。ONE SHOT=一度きりというタイトルの通り、進めていく中で一度次のエリアに進むと前のエリアには戻れなかったり、最後にはやり直すことのできない重大な選択を迫られたりします。終盤は何が起こるか分からずハラハラしながらプレイしてました。

 また謎解きの面ではPCゲーという部分を最大限に活かしており謎解きをする中でゲームの外の要素も使うのがなかなか面白かったです。(ゲーム内金庫のパスワードがpc内のドキュメントフォルダに作られるなど)終盤のギミックが若干うまく作動しないなどの不具合はありましたがまあクリアできたので概ね良いでしょう。

 総じて、そこまでボリュームがあるわけではないもののその分最後まで一気にプレイできてストーリーを楽しめる良いゲームだと思います。実績コンプまでやりましたが一つ気をつけたいのが元のツクール版が途中で中断ができなかったという経緯があるからかゲームを中断せずに最後までクリアするという実績があります。これは取り逃がすと最初っからになるので気をつけましょう。プレイ時間は1回クリアして再プレイで残りの実績まで解除し切って大体7時間弱でした。

以下割と大きなネタバレあり

 

 

 

 

 このゲームの面白さとしては2周目があることだと思うのですが、2周目では1周目と同じ世界ながら全く異なる展開のストーリーが繰り広げられます。1周目で地味に残ってた伏線や謎も割と綺麗に回収されるのでとても満足度が高いストーリーでした。ただ、ゲーム内の用語がいかんせんとっつきにくいと言うかなんというか、見慣れない言葉なのでそこは慣れるまで大変かも?

 クリアする頃には海外マーケットサイトで売られてるニコのぬいぐるみをおっいいなって思うくらいには入り込めるゲームなので、ツクールゲーに抵抗がない人は是非。