賽の河原で虚無を積む

社会不適合者の戯言です

TENET

 YoutubeでTENETの謎を解説!とかあのシーンの意味とは!とかいう動画が出てくるようになってきて気になったので見に行きました。

 近くの映画館はちょうどいい時間がなんか高音質な代わりに高額なやつしかありませんでしたがまあいい環境で見られるなら許容。ところで思うのはなんでどの映画館も高音質のやつになるとこのスクリーンはこんなに高音質!みたいな映像を毎回流すんでしょうね。毎回流すならバリエーション持たせてほしいわ。映画泥棒ですら定期的に変わるのに。

 さて本編ですが時間の逆行という要素が入っているスパイ映画って感じでした。主人公自体にそこまで大きなキャラクタ性や物語性はなく(何しろ役名がprotagonist=主役になっている)相棒のニールやヒロインのキャットの方がキャラクタとしては立っている気がしました。主人公は物語の中でただ1人の黒人(有色人種は他にもいるけど)ですが別にそれが関係してくることもなく、淡々と進んでいきました。

 タイトルのTENETというのはSATOR AREPO TENET OPERA ROTASという回文から取られているそうで、この5つの単語が全部物語に入れ込まれてるのは後から知るとほーすげーってなりますね。あとはTENETがTENという単語を前後で重ねた形になっていて、クライマックスのシーンを表しているっていうのも言われてみると確かにそうだなと。

 クリストファー・ノーラン監督の作品はダークナイトシリーズだけ見ていたんですがインセプションとかも少し気になりました。アマプラとかにあんのかな?見たら感想をまた書きます。